カテゴリ:◎北海道弁講座( 9 )

北海道弁講座9……【こ】が付く

北海道弁にはなぜか【こ=子】が付くものが多い。
例えば【鱈子】のことを【こっこ】という。この【こっこ】は子供のことを表すから、犬でも猫でも鳥でもみんな子供は【こっこ】。いぬのこっこ、ねこのこっこ、とりのこっこ、なのである。ということは魚であれば卵巣は【こっこ】なのだ。精巣は【こっこ】とは言わないから偉い。羊の赤ちゃんは羊の【こっこ】。しかし牛の子供は牛の【こっこ】とはならず、【べこ】。この辺りに不規則な変化が見られる。
【こ】がつくのは生き物だけではない。漬け物はお新香=お香こ=【おこっこ】。お茶も気づけば【お茶っこ】。

用例1*おばちゃんA「イヤー、◯◯のカアさん、寄ってかないかい?オ茶ッコ飲んでかないかい?おこっこもあるしイ」

ま、こんな感じ。

子供は【わらし】だけど、赤ちゃんは【わらしっこ】。
棒の切れ端は【棒っこ/ボッコ】。
なぜか手袋のミトンは【棒っこ手袋】。
ちなみに有名な話ですが、北海道では手袋は【はめる】ではなく、【履く】といいます。



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by maltsmam | 2005-08-04 14:05 | ◎北海道弁講座

北海道弁講座……8 ばくる

北海道弁を紹介するときに必ず出てくるとっても代表的な言い方。最近は消えつつあると思うんだけどなあ、最近はあまり聞かなくなったなあ、と思っていたらイトコが使っていた。ので、ちょっとご紹介。【ばくる】
【ばくる】は【交換する】という動詞。
用例1:「そのアイス、美味しい?」
    「うん、すごく美味しいよ。そっちのと、ばくる?
用例2:「へえ、かわいいスカートだね」
    「おねいちゃんの買ったスカートもかわいっしょや」
    「時々、ばくりっこしよっか」
    「いいね」
用例3:「うわあ、お年玉用のピン札用意していなかった〜。3枚、ばくって〜
    「いいけど」

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by maltsmam | 2005-06-15 15:54 | ◎北海道弁講座

北海道弁講座……7 ちょす

これもまだまだ健在(で、あろう)北海道弁。年配の方の使用率高そう……。【ちょす】というのは【さわる、いじる】のこと。子供の頃、よく怒られました。【ちょすんでない】って。今度甥っ子たちが来たら使ってみよう!

【シーン1】目にプチっとものもらい(結膜炎などのこと)ができたとき。
少女A:「いやあ、こんなとこにものもらい、できちゃった〜。気になるウ〜」
少女B:「あ、ホントだあ。あんまりちょすと、ひどくなるよ」

【シーン2】言葉がわかりかけた子供と遊ぶお父さん。ちょっと応用編。
父:「お父さんと同じこと言うんだぞ〜、いいか?」
子供:「ん……」
父:「東京特許許可局東京特許許可局東京特許許可局東京特許許可局」
子供:「……ビエエエーーー(言えずに泣き出す)」
母:「あ〜〜にやってんのよ。そうやってちょしては泣かせるんだかから〜」

とまあ、こんな感じ。からかう意味でも使われます。

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by maltsmam | 2005-06-08 08:07 | ◎北海道弁講座

北海道弁講座……6  なまら

これも比較的よく使われている(で、あろう)北海道弁。富山の方でも使うと聞いたこと、あるのですが……。【なまら】というのは【very】のこと。学生ならまだ使っているだろうな。どちらかと言うと男の子言葉ですね。静岡では【ばかかっこいい】と言うとコメントにありましたが、北海道では【なまらかっこいい】のです。チョー(超)という言葉に押され気味でしたが、ぜひとも【なまら】にもがんばっていただきたい。

【シーン1】放課後、バスを待つ高校生の会話
少女A「ねえ、今日帰ってきたテスト、どうだったのサ。」
少女B「ダメ〜、激沈。なまら難しかったじゃん。」

【シーン2】ススキノで酔っぱらっているサラリーマン、先輩と後輩の会話
先輩:「お〜う、もう1軒行くベ。モー1軒!」
後輩:「まじッスか〜。もう無理っすよ〜」
先輩:「あ〜〜に、言ってんのよ〜。これからだベや。
    なンまらカワイーネイちゃんがいるんだから」
後輩:「マジっすか〜、でもこの間は、チョーおばさんだったじゃないすか〜」

とまあ、こんな感じ。

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by maltsmam | 2005-05-26 11:19 | ◎北海道弁講座

北海道弁講座……5  なんも

よく使われている北海道弁。これを北海道弁というのか、ちょっと疑問も残るけど。
【なんも】という言葉、よく使います。
no ploblemという意味。うん、これはよく使っているな

【シーン1】隣近所の奥さんたちがスーパーの帰り道、すれ違って。
「あら奥さん。この間はどーも。ミカンたくさんいただいちゃって〜、すいませんねえ」
なんもなんも、気にしないで。親戚から送ってきたやつだから」

【シーン2】とある出版社の制作二人の会話
「ごめんね〜、毎回、毎回、読み合わせ(校正の一つ)つきあわせちゃって〜。」
なんもいいって。読み合わせの方が確実だし、早いって」

とまあ、こんな感じ。

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by maltsmam | 2005-05-24 08:38 | ◎北海道弁講座

北海道弁講座……4  かでる

いまではほとんど使われなくなった感のあるのがこれ【かでる】または【かぜる】。
混ぜるという意味。仲間に加える、という意味でよく使いました。
使い方はとっても簡単。子供時代によく使いました。
子供同士のちょいとしたイザコザ。子供たちの会話とそれを見ていた近所の大人。


【シーン1】子供が数人集まって、何やらワイワイ。
「かくれんぼ、するもの、この指とまれ〜。Yっこ、おめは入れデやんね」
「いやあ、なんでそったら根性悪いこと言うのサ。かでてくれたっていっしょや〜」
「おめ〜、きのう、おれば無視したでねガ。きょうは入れでやんね〜」

「くォーーらァ、なにもめてんダァ、Yっこもかでて、喧嘩しねでやれえ〜」

とまあ、こんな感じ。ちなみに公共施設の名称になっていたりして。北海道立道民活動センターの愛称がかでる2・7です。役所も粋なネーミングと話題になりました。

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by maltsmam | 2005-05-20 13:26 | ◎北海道弁講座

北海道弁講座3……複数形

子供の頃、我ながらすごい発見だと思ったことがある。北海弁には【複数形】がある。
でも北海道に限らないことも後から判明。津軽の言葉でもあるようで……
私の親戚は漁師をしていたこともあり、浜言葉、通訳できるのが自慢?
では、田舎での子供と大人の会話を再現。

【シーン1】朝ご飯の時間
「◯◯っこー、さっさとおギて、ままけ」
「あ〜、わガってらー、いま、おギるう。うっせの」
「うっせのて、親サ、むかってゆー言葉ガ?このわらすー、朝がらだはんこぐでね」
【シーン2】子供喧嘩をしているとき、親がやって来て
「おめだア、なにさっきから、騒いでんだガ=」
「だっておんちゃんが〜」「なにいてんだガ、おめガー」
「あ〜うっせーの。このわらしゃんど。外いっデさわげー」

とまあ、こんな感じ。
子供一人は【わらす=わらし=童】、二人以上になると【わらしゃんど】。childとchildrenみたいなものですね。

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ちなみに訳すると

by maltsmam | 2005-05-16 07:33 | ◎北海道弁講座

北海道弁講座2……なぜ?過去形に?

サラリーマン時代、転勤してくる人が不思議に思っていたことが【なぜ過去形になる?】でした。ので、それもちょっとご紹介してみようかしら。
北海道弁というのかなあ、話し方の特徴として【過去形】があります。
では、会社でのやり取りを再現。
【シーン1】電話でのやり取り
「はい、◯◯出版です」
「あ、◯◯印刷の××でした〜、いつもお世話になっております」
「はい、いつもお世話になっております」
「△△部長、いらっしゃいましたか?
「はい、おります。少々お待ちください」

【シーン2】夕方、帰宅する人もちらほらの会社の受付付近にて。
「あれ、今日はもう帰れるの?」
「うん、意外と早く終わったからサ〜、したっけね〜」
「はーい、お疲れさまでした〜」
そこへ宅急便のお兄ちゃんが入ってくる。
「まいどさまでした〜」
「あ、毎度様です」
「今日、集荷するものありましたか〜」
「今日はないようですね」
「よろしかったですか〜、では〜」

とまあ、こんな感じ。

上司によると北海道のサラリーマンが白い靴下をはいているのも驚いたそうだ。
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by maltsmam | 2005-05-14 15:33 | ◎北海道弁講座

北海道弁講座1  まかさる

とあるブログを訪問したら、北海道弁のことに触れていた。
ので、ちょっと解説してみようかしら。

北海道弁の特徴の一つに【受け身】があります。
本来、自分の力ではそういう状態にならないのに、なぜかこんな風になっちゃった…。
例えば髪の毛
用例1:「髪の毛、クルンときれいに巻かさっている」
自分の力では【クルンとした状態】にはならないのに【なぜかクルンとなっちゃった】
髪の毛の意志ではないのです。当たり前なんですけどね。
同様に、「食べらさる」もあります。
用例2:「このケーキも美味しいねえ。いくつでも食べらさっちゃうねえ」
自分では【こんなに食べるつもり】なかったのに【なぜかこんなに食べちゃった】
これも私の意志ではないのです。
とまあ、こんな感じ。
応用1:「コップの水がまかさっちゃった」
これはコップの水がこぼれること。撒くからきた【まかさる】なのでしょうが、
自分でこぼしたつもりないけど、【なぜかこぼれちゃった】という訳なのです。
北海道弁、おわかりいただけました?
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by maltsmam | 2005-05-13 01:05 | ◎北海道弁講座