わたしが誰かにあげた初めてのプレゼント

母の日のブログを読んでいたら(まあ、今年はとっくにすぎたけど)、子供の頃を思い出してしまった。小学校へ上がるずっと前、裏は畑、近くには小川の流れるところに住んでいた頃。春になると畑の向こうに見える神社の森からカッコウが鳴くのが聞こえてくるような、そんなのどかな場所、時代。父の日(母の日じゃなかったか?)、近所の駄菓子さんにアイスキャンデーを買いに行った。それは父の日のプレゼント…たぶんわたしが誰かにあげた初めてのプレゼントだった。
初めてあげたプレゼント、覚えていますか?

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背伸びをしてアイスの入っているケースを覗き込む。グンと手を伸ばしてミルクキャンディを2本手にした。一本は父のため。もう一本は母のため。父だけにあげるのは母に悪いような気がしたから。きっと母の日には何もあげていなかったのだろう。家に帰り、父と母にミルクキャンディを手渡すと二人はとても喜んでくれたのに、わたしは急に寂しくなった。自分の分がないから……。当時(いまでもそうだが)、すぐ泣いてしまう子供だったわたしは、そのときもキャンディをあげたにもかかわらず泣いてしまう。その理由を言ったのか、言わなかったのか、今では覚えていないが、プレゼントにあげたはずのキャンディを食べた記憶がある。泣きながら。まだわたしが4歳くらいで一人っ子の頃、こんなことを鮮明に覚えているのはなぜだろう。

by maltsmam | 2005-05-11 11:20 | ◎more
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