北海道弁講座9……【こ】が付く

北海道弁にはなぜか【こ=子】が付くものが多い。
例えば【鱈子】のことを【こっこ】という。この【こっこ】は子供のことを表すから、犬でも猫でも鳥でもみんな子供は【こっこ】。いぬのこっこ、ねこのこっこ、とりのこっこ、なのである。ということは魚であれば卵巣は【こっこ】なのだ。精巣は【こっこ】とは言わないから偉い。羊の赤ちゃんは羊の【こっこ】。しかし牛の子供は牛の【こっこ】とはならず、【べこ】。この辺りに不規則な変化が見られる。
【こ】がつくのは生き物だけではない。漬け物はお新香=お香こ=【おこっこ】。お茶も気づけば【お茶っこ】。

用例1*おばちゃんA「イヤー、◯◯のカアさん、寄ってかないかい?オ茶ッコ飲んでかないかい?おこっこもあるしイ」

ま、こんな感じ。

子供は【わらし】だけど、赤ちゃんは【わらしっこ】。
棒の切れ端は【棒っこ/ボッコ】。
なぜか手袋のミトンは【棒っこ手袋】。
ちなみに有名な話ですが、北海道では手袋は【はめる】ではなく、【履く】といいます。



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by maltsmam | 2005-08-04 14:05 | ◎北海道弁講座
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