2005年 07月 16日 ( 2 )

テレビ塔のある町

c0052630_17261825.jpg打ち合わせを終えて取引先のビルを出た。
ぬるい空気の向こうにテレビ塔。デジタルの表示が時刻を知らせる。
ホテルやオフィス、マンションなど高層ビルがどんどんと建てられ、その高さ自体はもう珍しいものではないけれど、私たち札幌市民はテレビ塔を愛している。
大通公園を抜けるとき、創成川をわたるとき、やはり見上げ、車や腕時計と時刻を見比べる。
たとえば見晴らしのいい峠から札幌市内を見渡すとき、真っ先に探すのはテレビ塔だ。プリンスホテルもJRタワーも目立つけれど、必ずテレビ塔を探す。
テレビ塔は札幌の東西南北の基点だ。それを境に条丁目が表示される。自分の家や目当ての建物を探すときの道しるべ。テレビ塔はそうやっていつも見られてきた。
札幌生まれにとってテレビ塔は子供のときからあった、そして今もほとんど変わらない眺めの一つ。誰もが親として、子として一度は上り、そしてまた親として、祖父母として上る……。どんなに高い建物ができても、どんなに面白い施設ができてもテレビ塔はやっぱり札幌のシンボルに違いない。
そして12時、テレビ塔のライトアップが消えると、マチは本格的な夜遊びモードに突入、ちょっと罪悪感の感じる時間が始まる。

さっぽろテレビ塔
昭和32年開業のテレビ用アンテナ。アンテナまでの高さ147.2m。展望台まで90.7m。設計は東京タワーや名古屋のテレビ塔と同じく内藤多仲。
数年前、躯体の色を塗り替えた時は【色が変だ!】と大論争に。
そもそも公共性の強いテレビ塔を管理会社が勝手に色を変えていいのか?
札幌市民にはかるなり、専門家に相談すべきではないのか?
とうにテレビ用アンテナの役割を終え、入場者数も減ったテレビ塔だが、市民の目はいつも注がれていたということで……。


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by maltsmam | 2005-07-16 17:26 | ◎今日のわたし

川遊び、一部始終

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天気予報でいう気温よりずいぶんと蒸し暑く感じた昼下がり、
僕らはいつものように川原へ散歩に出かける。
地下鉄の乗降口のような、湿り気を含みムッとした空気が地面から立ち上る。
どちらがリードするでもなく、いつものルートへたらりたらりと歩き始めた。
幸い、人も犬もいないので引き綱を長く持ち、右へ左へ自由に歩かせる。
万歩計もカウントしないような歩き方で、夏を身体いっぱいに受け、歩くこと30分、
息も切れてきたので帰路についた。
蟻の巣を踏まぬよう土手を歩き、終わりかけのハマナスの香りを嗅ぎ、橋の下をくぐる。
橋の下は、コンクリートに反響するのだろう、川音が急にはっきりとし、ひんやりと涼しい。
中年のおじさんたちがホイッスルに合わせ手旗の練習をしていた。
工事現場で車を誘導する、あれだろう。ピーッ、ピッピ。ピーッ、ピッピ。
心の奥でなにかチクンとしたものを感じながら、その脇を通り過ぎる。
炎天下、上半身裸になって日光浴をする外国人。テニスに興じる人たち。
そして私たち。
ふと彼が立ち止まり、じっと見上げる。行きたいところがあるときの仕草だ。
彼が目指したのは川。
大雪だった影響で7月中旬になっても一向に水量の落ちないこの川は、
彼のお気に入りの場所。
毎日、散歩をしているこの川辺、なぜか暑い日になると川を目指す。
彼の記憶の中にしっかりと刻み込まれた水の記憶があるのだろう。
僕らはいつも湖で、川で遊んでいた。
そう、僕らは水辺が大好きなんだ。
彼の笑顔がそう教えてくれる。
この夏も、あの夏も、とても楽しかったね、と。
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水質がかなりよくなったとはいえ町の中を流れる川。水からあがるとやはり、におうワケで……。結局シャワーを浴びることに。長さ自在のリードを持ってくればよかった。もっと奥に行きたかった用だけど、ここが限界。裸足になって入るのはいいんだけど、川石はぬるぬるしていて転んでしまうんだもの。今度はサンダル、持ってくるからサ。
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by maltsmam | 2005-07-16 13:12 | ◎今日のモルツ